春の吹寄揚
季節を彩りで描く
音まで 楽しむ 春の味。
春の吹寄揚
白魚・海老・楤の芽・こごみ ほか 山椒塩

春を告げる彩りと
味が風に吹かれて皿の上に集まってきたような
ちょっと楽しくなる景色の一皿

日本料理で「吹き寄せ」というのははもともと、秋の色とりどりの木の葉が風で吹きよせられたように、揚げ物や煮物を美しく盛り合わせた料理のことをいいます。今回は春の到来を感じさせる彩り豊かかな食材を「吹き寄せ」にしてみました。少し気分もうきうきとしてくるような日本の春を思わせる美しく楽しい料理に仕上げました。
こごみ、たらの芽、ふきのとう、だんだんと大きくなってくる白魚、海老。お客さんにも春の景色をぽーんと感じてもらえると思います。
使う粉も食材にあわせて、片栗粉、米粉など使い分けています。そば粉を使ったこともあります。音まで楽しんでほしいと思うので、パリッと仕上がるのがいいです。山椒塩で食べていただくのがいちばん合うと思います。
天ぷら、揚げ物っていうとやっぱりその道の職人がいて、それは命がけの仕事をしているくらいですから、気をつけないとうまくいかない。握り寿司もそうだけど、やっぱり作り立て揚げたての一番おいしいところをぜひ楽しんでいただきたいですね。

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春の吹寄揚イメージ
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