稚鮎から揚
季節の楽しみ
春をつれてくる味
稚鮎から揚
たらの芽 蕗の唐 山椒塩 蓼酢

頭から尾まで丸ごと春の味。
毎年の季節のありがたさを感じさせてくれます。

この時期の鮎は頭から食べられる。小さい鮎が出てくると春だなと感じますね。
鮎は昔ひどく怒られた事があるんです。鮎を焼く時に鰭塩をするんですが、お客さんが来る前に串をうって先に鰭塩しておいたんです。そうしたら、実際に焼く頃には塩が落ちちゃって、「バカヤロー、鰭塩は焼く前にするんだ!」とお客さんの前で、串抜いて叩かれたことがあります。いやあ恥ずかしかった(笑)ちょうど色気の付き加減の頃です。ちょっとした事ですけどね。やっぱり「塩」というものを良く知らんかった。化粧塩って言うんですけどね。焼くときにさっとする。焼くと塩が浮き上がってこれも美しいものです。

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